平成29年度先進地視察研修を実施しました!

 去る1月18日(木)、19日(金)の2日間にわたり、宮城県にて先進地視察研修を実施しました。
 1日目の視察先は、宮城県蔵王町にある一般財団法人蔵王酪農センター。当センターでは、一次産業である酪農業、二次産業である乳製品の製造、三次産業である店舗販売を一貫して行っており、「蔵王チーズ」ブランドなど6次化産業にも取り組んでいます。また、地域連携によるエコの産業廃棄物を有効利用し「乳茶餌(ニューチャージ)」で肥育したブランド牛「蔵王爽清牛」を生産するなど、行政(蔵王町)、大学等と連携しながら地域の特産化を推進する取り組みを行っています。当日は、当センターの宮沢秀男工場長より、センターの概要や取組について説明を頂き、その後、製造現場や販売店等の見学を行いました。
 2日目は、東北大学未来科学技術共同センター、東北大学大学院農学研究科への視察を実施。はじめに、未来科学技術共同センターを視察し、宮澤教授研究室にて、ガスクロマトグラフ質量分析装置(香り分析)等について説明を頂きました。続いて、東北大学大学院農学研究科を視察。食品の成分分析や麹菌の遺伝子発現制御、生物科学系の分析を行う各研究室を見学した後、大会議室にて懇談会を開催し、懇談会では、研究紹介として、農学研究科副研究科長の伊藤房雄教授より、東北大学が実施している「社会にインパクトある研究」の概要を説明頂いた他、東北大学との連携プロジェクト「食品研究開発プラットフォーム」について説明を頂きました。

20180118食産協視察写真1

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