理事長あいさつ

安全・安心を提供する電気工事技術集団

浅 川  誠 吾
 福島県電気工事工業組合のホームページへようこそ
 私たちの福島県電気工事工業組合は、昭和33年4月に設立した福島県電気工事協同組合連合会が前身で、その後、昭和41年6月に工業組合へと組織の強化を図り、現在649社の傘下組合員が結束し、業界の伸展を目指して各種事業を展開しております。
 東日本大震災から12年が過ぎ、日本を取り巻くエネルギー環境が大きく変貌し、特に電力における再生可能エネルギーの在り方について大きな変革の時代となってきております。そのような中、新型コロナウイルス感染症については、ようやく沈静化しつつありますが、昨年からのロシアによるウクライナ侵攻は1年が過ぎ、世界的な経済や資源、食料などへの影響が大きく、エネルギー不足や品不足など電気工事業界も大きな影響を受けているものであります。
 そうした中、当組合においては組合員の経営安定を図るため新しい感覚の「創意と工夫」で、積極的な営業活動に取り組んでいます。
 また、電力システム改革により、大手電力会社の送配電部門の分社化により電力会社も新たな体制となっており、当組合でも柔軟な対応が求められております。
 このような大きな変革の中で、我々電気工事業界はどうしたらよいか模索を続けているところでありますが、社会情勢の変化などの情報収集に努めるとともに、そのような状況をビジネスチャンスと前向きに捉えていきたいと考えております。
 具体的には、以下の点について継続的に対応していきます。
①「お客さまに安心していただける電気工事店」をめざすため、技術の向上と施工の品質確保を図り、安全・安心を提供し地域の方々の信頼を得る。そのためには、技術力向上をはかるための技術訓練や各種講習会、研修会を実施する。 ②漏電火災や感電事故を未然に防止し、電気のトラブルから市民の尊い命や財産を守るために、電気設備定期点検業務の受注契約の拡大を図る。 ③東北電力ネットワーク(株)からの委託業務である調査業務の充実のため、業務内容を正確に把握するとともに、調査員の技術力向上と事故防止の安全教育を推進する。 ④(一財)電気工事技術講習センターの実施協力団体として、第一種電気工事士定期講習会を実施するとともに、受講者登録を推進することにより確実な受講につなげる。 ⑤恒久的な事業のためには後継者が必要不可欠であり、人財育成・技術継承のためには、青年部や女性部による自主的で継続的な活動ができるよう、積極的に支援し後継者育成に取り組む。 ⑥電気工事の仕事の魅力をPRし、地元電気工事業への就職者を増やし、業界の活性化に努める。  電気を通じ、電気工事業界の明るい未来が開けるよう当組合活動を展開してまいります。


 令和5年6月

福島県電気工事工業組合
理事長  浅川 誠吾