女性部 会長あいさつ

石川 格子
 令和5年4月15日に女性部会が創設されてから、今期2期目に入りました。引き続き会長を務めさせていただきます石川格子です。

 令和5年に開催された本県開催の全国大会では、本当に全国各地から多大なるご協力を賜り、この場を借りて御礼申し上げます。設立目的には、組合の健全な発展を図るため、電気工事業に関する研修実施、親睦・交流を通した女性の技術者、電気工事事務担当者、後継者の育成などを掲げました。目標達成に向けて、

 @電気工事業界の女性活躍推進
 A会員の技術や知見を拡大するための各種講習会、研修会等の開催
 B会員相互の情報交換や深耕、親睦を図るための会合
 C組合事業への積極的参加と協力、意見具申

などの各事業を挙げています。昨年から、青年部主体の「業界理解促進交流事業」に共に参加させて頂き、女性も積極的に技術指導する様子やバックヤードで現場を支える立場の女性メンバーも参加することで業界の理解を深める取り組みを進めています。また、例年4月に行われる初心者研修のマナー講座を担当しています。その他、定期的に現段階での建設業における女性が働くことでの課題の把握と、各支部での取り組みも共有しています。まだまだ業界的に「女性だから」という風潮はあり、家事育児や介護に関しても、女性に比重が掛かっている状況が見て取れます。それは、男性にも女性にも課題があり、共に歩み寄って解決していくことが求められています。本県の活動においては、女性だけで何かを取り組む、女性だからチャレンジするという視点よりは、男女関係なく公平に取り組める風土づくりに邁進しています。
 何といっても、昨年の第5回電気工事技能競技全国大会へ女性の部として本県より選手を輩出し、結果として最高賞の金賞を受賞するまでの県全体をあげての支援活動は、これからの女性活躍を進めていくうえでの大きな一歩となりました。
 現在35名を超える会員数となった女性部。今年、相双支部では、県内で初めて支部の女性部が設立されました。また、今期は各地区での地域イベントへ出展するなど積極的な活動を実施する予定です。
 会員みんなが公平にチャレンジできる活動を行っていきます。


 令和7年6月

 福島県電気工事工業組合
 女性部会長 石川 格子